コラム

口臭が気になったら一般歯科?

皆さんは自分の口臭が気になったら、どの診療科を受診しますか?口臭はお口のことだから一般歯科、と考えた方は正解です。いわゆる口臭症と呼ばれる病気は、一般歯科で診療していることが多いです。口臭の原因によっては医科の診療科を受診しなければなりませんが、その入り口として歯医者さんに診てもらうのが正解といえます。ここではそんな口臭症の診療について詳しく解説します。

口臭の大半は口の中に原因がある

口臭は主に2つに分けることができます。誰もが持っている「生理的口臭」と体の異常に由来する「病的口臭」の2つです。いずれも臭いの大元はお口の中にあることが多いです。具体的には、お口の中の細菌が産生した臭いの物質です。どんな人にも口腔内細菌は存在していて、朝目覚めた時や緊張した時など、お口が乾いた際にはこの臭いが強くなります。また、むし歯や歯周病、口腔カンジダ症などを発症している場合も、細菌や真菌が原因となりますが、これらは病的な口臭に含まれます。ともあれ、どれもお口の中に原因がありますよね。

歯医者では何をするの?

口臭が気になって歯医者を受診すると、まず口臭の検査を行います。口臭というのは、人によって感じ方がさまざまですので、もしかしたら患者さんが気にしすぎている可能性もあります。そこで第三者が臭いをチェックすることで、口臭があるかどうかを調べるのです。口臭外来のような専門科では、ガスクロマトグラフィーなどの装置を使って、精密検査することもあります。その後、口臭症と診断されれば治療を開始します。

口臭症の治療は口臭外来がおすすめ

大学病院などには、口臭外来という専門の診療科が設置されています。口臭症に詳しい歯科医師が治療にあたるため、いろいろなケースに対応できます。そんな大学病院の口臭外来は、民間の歯科医院で紹介状を書いてもらうことで受診できます。

まとめ

このように、口臭が気になったらまず一般歯科を受診しましょう。簡単な口臭の検査なら一般歯科でも行えます。専門的な検査や治療は、大学病院などの口臭外来がおすすめです。いずれにせよ、口臭はひとりで悩まず、専門家に相談することが大切です。

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