歯周病は大人だけの病気じゃない!?子どもも歯周病に注意を
皆さんこんにちは。
すずき歯科医院です。
歯周病と言えば、加齢に伴う大人の病気というイメージが強いです。
しかし、じつは子どもも歯周病になる可能性があることをご存知でしょうか?
そこで今回は、子どもの歯周病の原因や注意点について解説します。
子どもは歯肉炎になりやすい
子どもも歯周病になるリスクはありますが、ほとんどの場合は歯肉炎を発症します。
歯肉炎とは、歯ぐきに炎症が起こり、腫れたり出血しやすくなったりしている状態のことで、歯周病の第一歩です。
痛みなどの自覚症状がなく、自分では気づきにくいため、保護者の方が定期的に歯ぐきの状態をチェックしてあげる必要があります。
本来、健康的な歯ぐきは引き締まっていてピンク色をしていますが、歯肉炎を発症すると歯ぐきが腫れてブヨブヨします。
また、ブラッシングの軽い刺激で出血するようになるため、こうした異常が見られる場合は歯肉炎を疑い、歯周病に発展することがないよう注意しましょう。
子どもが歯肉炎になる原因
子どもが歯肉炎を発症する原因としては、次の3つが考えられます。
1.歯磨きが不十分
歯肉炎は、磨き残しなどをエサにして集まった細菌の集合体であるプラークによって起こります。
したがって、歯肉炎を予防するためには、歯磨き残しがないよう丁寧にブラッシングすることが大切です。
2.口呼吸
習慣的に口呼吸をしていると、口の中が乾燥して唾液の作用が弱まり、細菌が繁殖しやすくなります。その結果、細菌を原因とするむし歯や歯肉炎になりやすくなるため、口呼吸には注意しましょう。
3.ホルモンバランスの変化
思春期のホルモンバランスの変化が原因で起こる歯肉炎を思春期性歯肉炎と言います。
歯周病菌の一つが女性ホルモンの多い環境を好む性質があるため、思春期に女性ホルモンが急激に増えることにより、歯ぐきが腫れて歯肉炎を発症しやすくなるのです。
したがって、思春期性歯肉炎は男子よりも女子の方がなりやすい傾向があります。
子どものときから歯肉炎予防をしよう
大人だけではなく、子どもの内から歯肉炎のリスクを考慮して、日々の口腔ケアで予防することが大切です。
歯肉炎もむし歯も、原因は磨き残しによるプラークなので、毎日丁寧にブラッシングをすることが歯の健康につながると言えます。
毎日のケアに加えて、定期的に歯科医院で歯ぐきの状態をチェックしてもらうとさらに安心です。
当院では、お子さんの年齢に合わせた口腔ケアの指導を行っています。
気になる方は、ぜひ一度浦和駅すぐの「すずき歯科医院」までご連絡ください。