学校の歯科健診でCOといわれたらむし歯かも?結果の読み方と受診のタイミング
皆さんこんにちは。
すずき歯科医院です。
学校の歯科健診を受けると、「CO」や「C1」といった記号が書かれた結果表をもらってきますが、この記号が表す意味をご存知でしょうか?
そこで今回は、子どもの歯科健診の結果を正しく理解するために知っておきたい結果表の読み方と受診のタイミングについて解説します。
COって何?学校の歯科健診の結果の読み方
学校の歯科健診では、歯や歯ぐきへの歯垢の付着状態を調べて、むし歯の有無やむし歯リスクを判断しています。
また、顎の骨などが正しく成長しているかを調べて、歯並びやかみ合わせに影響が出ていないかチェックをします。
こうした結果を「健康・要観察・要治療」の3区分に分類して各家庭に報告しますが、その中でむし歯の進行や歯の状態を示す指標として用いられるのがCOなどの記号です。
CはCariesの略で、むし歯の意味を表していて、OはObservation=観察を意味しています。
つまり、COと書かれていた場合は、むし歯の初期段階のため要観察という診断になるのです。
歯科健診で用いられる主な記号
COのほかにも歯科健診で用いられる記号には、以下のようなものがあります。
C1~C4:むし歯の進行度を示しており、数字が大きいほど重症になる
〇(マル):むし歯の治療が完了している歯
GO:軽度の歯肉炎のため要観察
/(斜線):健康な歯、過去一度もむし歯になったことがない歯
1~8の数字:永久歯の番号、中央前歯が1番で奥歯が8番
A~Eのアルファベット:乳歯の記号、中央前歯がAで奥歯方向にアルファベットが進む
要観察でも歯科医院で診察を受けよう
C1など完全にむし歯だと診断された場合は、恐らくほとんどの人が歯科医院を受診するでしょう。
一方で、要観察状態であるCOと診断された場合は、「自宅で歯磨きを頑張れば大丈夫」と判断してそのまま放置してしまうケースが多いです。
しかし、COはむし歯の前段階の状態であり、初期むし歯と考えられています。
このタイミングで正しいケアができるかどうかによって歯の未来が変わってくるので、COと診断された場合も歯科医院を受診して適切な処置を受けましょう。
まとめ
歯科健診の結果の意味を理解することで、歯の状態や病気のリスクを正しく知ることができます。
その結果、適切な治療を受けて子どもの健康な歯を守ることにことにつながるため、健診結果を正確に読み取ることは大切です。
当院では予防に重点をおいて、お子様の歯の定期的なメンテナンスなども行っています。
むし歯ではなくても、COやGOなど健診結果が気になる場合は、浦和駅すぐの「すずき歯科医院」までお気軽にご相談ください。